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Google Homeにおける匿名ユーザとは何か

Daishi Kato
2018年09月10日

Actions on Googleのガイドには匿名ユーザの説明があります。

https://developers.google.com/actions/identity/user-info

このガイドは userId が2018年3月31日に使えなくなることが書いてありますが、匿名ユーザという概念がなくなるわけではありません。匿名ユーザは、サービス提供者側に自分が誰であるか明かさずにサービスを利用できる仕組みです。Googleはプライバシーに配慮してこのような仕組みを用意しているようです。

恵比寿ボイスプロダクションで開発するGoogle Homeアプリは可能な限り匿名ユーザで利用できるように心がけています。一部のアプリでは、設定情報を記録したりする使用上、匿名ユーザでは利用できないものもあります。

利用者から見て、匿名ユーザである状態というのは、Googleアシスタントの設定において、「アカウントに基づく情報」をオフにしている状態です。

スクリーンショット

この状態にしておくと、匿名ユーザとなり、アプリの利用時に誰だか明かさないようになります。これは、Actions on Googleを利用しているサードパーティのアプリのみに当てはまり、Googleアシスタントの公式の機能には当てはまらない場合もあるようです。

一方、開発者から見ると、匿名ユーザというのは2018年3月31日に廃止される userId が固定されず、毎回変わるユーザになります。毎回とは、アプリを利用する度ですが、アプリを起動してから終了するまでが一回であり、その間は変更されません。

より技術的な視点では、匿名ユーザはconversationTokenは使えますが、userStorageは使えません。使えないというよりも、毎回リセットされます。これはアプリのリセットと同等であると考えられます。

最後にこれまで userId を使っていた場合で、2018年3月31日に向けてどういう対応をするかですが、上記のページにも書いてあるように、初回アクセス時にuserIdを生成してuserStorageに格納するという方法が簡単です。この方法で、基本的にはそれまでと同じように動作させることができます。(ただ、userIdの形式を見て匿名ユーザかを判定するという裏技だけが使えなくなります)

サービス提供側からするとユーザを特定できないのが困るケースもあるかと思いますが、利用者側からすると匿名でサービスが使えるというのは安心感があって良い仕組みかと思います。願わくば、アプリ毎に匿名にするかを選択できるとなおよいのですが。

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